2023年5月15日。梅田芸術劇場で上演された坂本昌行さん主演のミュージカル「ザ・ミュージック・マン」を観劇しました!
久しぶりの坂本くんのミュージカル。見終わった感想としては……
コレコレコレコレ!これなのよ!やっぱり坂本くんのミュージカルは間違いないわぁ。
でした(笑)。
「ザ・ミュージック・マン」はハッピーな気持ちになれるミュージカル
2022年の秋ごろから観劇は再開していましたが、ミュージカルは今回が再開1本目となりました。「ザ・ミュージック・マン」は古典的な王道ミュージカルとのうわさ通り、見終わったあとに心が温かくなるお話でした。
ストーリーをあらすじで書くと数行で終わってしまうようなお話ですが、歌ありダンスあり、それぞれの役の心の移り変わりあり、くすっと笑えるシーンあり、うっとり見とれるシーンあり、素敵な音楽ありの盛りだくさんの内容です。
今回は1回しか見られなかったのでストーリーの深い部分や役の心情の深い部分に気付けていなかったところもあるかもしれませんが、それでも充分楽しめる作品でした。
出演者の皆さんもテレビなどで見て存じ上げている方が多く、そういった意味でも見ごたえがありました。
坂本昌行さん
坂本くんのミュージカルは久しぶりだったのですが、もうセリフ、歌、ダンス、すべてが「これなのよ。これ。私が見たかったのはこれなのよっっ!」と心の中で叫びながら(?)堪能しました。もともと坂本くんの舞台(ミュージカル)がきっかけでファンになったので、やっぱり私は坂本くんのミュージカルが好きなんだなぁと再確認しました。
好きなシーンは色々あるけれど、図書館の不思議なシーンは特に印象的です。その中でもハッとしたのが、書架がクルっとまわって裏返ると本だなの中に坂本くんがすっぽりと収まっていてそこから出てくるシーン。こういった一連の身のこなしをスマートにできるのも、さすが坂本くんだなぁなんて思ったり。
少し高い台に飛び乗って座るシーンもスマートだったし、坂本くんの舞台をよく見てると「当たり前」に思っちゃうような動きも、しばらく間隔があいたり別の舞台を観たりしてから戻ってくるとものすごく動きがきれいだなということに改めて気づかされました。
今回は梅芸での日程が短かったことと自分の仕事の都合とで1回しか観劇が叶いませんでしたが、できることならもう1度見たかったです。(博多、行きたい。本当に……)
~後日追記~
ハロルドのセリフで印象的だったのが「明日、明日を繰り返しても、何もない昨日が積みあがるだけ。僕は今日という日を精一杯楽しみたい」(意訳です)。作品としてはもちろん、自分の実生活に当てはめても考えさせられる……というか、日ごろから気を付けるよう心掛けている……セリフでした。
花乃まりあさん
ヒロインの花乃まりあさん。まりあさんで役名がマリアンなので、何となくもう「マリア」って思っちゃうよね(多分私だけ)。
花乃さんの舞台は宝塚時代は拝見したことがなく、退団されてから宝塚オンデマンドで2本拝見したことは以前このブログでも書いた通り。安定感があって素敵な娘役さんだなぁ~という印象でしたが、今回もかわいいっ!歌声きれい!ダンスもいいっ!と本当に素敵でした。
最初はカチカチでカタブツな女性って感じだけど、ヒル教授と何度も会ううちにだんだんやわらかな雰囲気に変わりゆく姿もかわいらしかったです。今回は1回しか見られなかったので私が見落とし(気づき落とし?)しちゃったのかもしれませんが、マリアンのヒル教授に対する気持ちの変化を表す場面がもう少しあるともっと良かったかもと思いました(これは花乃ちゃんの演技の話ではなくて舞台のシーンの話)。
さっきまで嫌だ嫌だって言ってたのに、ある時からヒル教授をかばって見知らぬ男性とキスまでする感じに急に変わったように感じられて。もちろんヒル教授が弟に与えた影響や、図書館でのダンスシーンで気持ちの変化は表現されているのでしょうが……。
最後の方のシーンで二人の気持ちが通じ合うとき、セリフは覚えていないけれど「ここに残ってくなんて言わない」っていう感じのことを言っていたのがとっても健気で良かったです。花乃さんの舞台が見られて良かったです!
小田井涼平さん
小田井さん演じるマーセラスは全体的にコミカルな感じで、その場にいるだけで場の雰囲気がパッと明るくなるような魅力がありました。事前に写真やインタビュー映像などを見ていて、今回は坂本くんが小さく見えるなと思っていたら、なんと小田井さんは188cmもあるんですね。そりゃぁもう、坂本くんが小さく見えるわけだ!
体は大きくて心はやさしくて……とっても素敵なマーセラスでした。ヒル教授との掛け合いのシーンは、「このシーンのお稽古のあと、坂本くんと花乃ちゃんのお稽古を見て嫉妬したのかしら?」などとニヤニヤ見てしまいました(いや、舞台ちゃんと集中して観てましたよ?)。
剣幸さん
個人的にウタコさんが拝見できたのもすごくうれしかったです。前回がウタコさんの宝塚時代なので、もう年十年ぶりだろう?と思いながら拝見しました。
マリアンとなんでも言い合える関係の素敵なお母さんでした。初めて、マリアンとミセス・パルーが並んだシーンを見た瞬間「ビルとサリーだ!!!」と思ったことは内緒です(by Me and My Girl)。
結構はっきりものを言うけど、マリアンのことを心から思っていることがわかる素敵なママでした。
森公美子さん六角精児さん
森公美子さんや六角精児さんも拝見するのを楽しみにしていました。森さんはソロ歌唱があるかと思いきや、歌ではなくダンスを披露されていましたね!コミカルなシーンでの登場が多く、クスっと笑わせていただきました。六角さんも森さんとの夫婦役が見ていて楽しかったです。
皆さん素敵でした!
書ききれませんですが、すべての出演者の皆さん、子役のみなさん、本当に素晴らしかったです。カルテットのハーモニーはうっとりと聞きほれました。歌は素晴らしいのに、役の人柄としてはヒル教授にすぐにダマされてはぐらかされるちょっと残念なところも愛おしかったです(笑)。
ストーリー本編の最後は結構あっさりと終わったなと思ったのですが、その後のマーチングバンドのシーンは感動しました。ウルッときてちょっと泣きかけた。ヒル教授は詐欺師だけど、街にとって結局良い変化をもたらした人物で、またそのことが街の人に伝わっていたのも良かったです。
いやぁ~いいものを見せていただきました!
次回は11月!楽しみです
私の「ザ・ミュージック・マン」は1回の観劇で終わってしまいましたが、今日・明日と静岡公演、26~28日までは福岡公演とまだまだ舞台は続きます。これから観劇される方をうらやましく思いながら、1回でも見られたことを幸せに思いつつ次回の舞台を楽しみにしています。
次回は日本初上演のミュージカル「キャメロット」。古典的なブロードウェイミュージカルとのことですし、時代が時代なのでどんな感じになるんだろう?!と今からワクワクしています。大阪は松竹座で11月に上演予定。
FC継続しなかったので次回も自力でのチケット確保となりますが、何とかチケットを手に入れて観劇を楽しみたいです。そして、またいつか坂本くんのソロコンがあればその時はFC再入会しようかなぁ?なんて思ったりしています。
「ザ・ミュージック・マン」素敵な舞台をありがとうございました!