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中村倫也主演「ケンジトシ」サンケイホールブリーゼにて観劇

中村倫也

2023年3月9日。サンケイホールブリーゼにて上演された、中村倫也さん主演の「ケンジトシ」を観劇しました。

その感想などを、いつか見返す自分のために残しておこうと思います。

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2023年2~3月公演「ケンジトシ」

企画・製作SISカンパニー、作:北村想、演出:栗原民也で上演された「ケンジトシ」。

北村想さんは以前WOWOWで放送された「風博士」を、栗原民也さんは昨年劇場で「凍える」を拝見しました。そこから察するに……多分、ご贔屓さんが出演していなければ、自ら進んで観劇には行かないであろう作品であることは観劇前から承知の上で(笑)。

また、今回観劇前に舞台の感想などは見聞きせずにいたのですが、それでもところどころから戯曲を読まれた方や舞台を観られた方のライトな感想は入ってきておりまして、多分私には理解不能だろうと覚悟して出かけました。

ただ、物語はわからなくても、その空気感を楽しめばいいと思っての観劇です。

実際に観劇した感想としては、感想を述べられるほど内容を理解はできておらず、それでもお芝居の空気感やそれぞれの人物の魅力、コロスの方々のセリフの音と響きなど、楽しめる部分がたくさんありました。

また、ストーリー全体を通して考えると理解できなくても、出演者のセリフの中にハッとする言葉があり、それを自分の生活に置き換えることで気づきが得られる作品だとも感じました(ですが、今はどのセリフを聴いて、何を思ったのかをすっかり忘れてしまいました(笑))。

作品としては前述の通り私が好むタイプのものではないのですが、演者と奏者の皆さんの魅力にググっと引き込また作品であります。

また、宮沢賢治のことを私はほとんど知らないので、私の中では宮沢賢治はなかむらさんが演じたあのケンジが、トシコさんは黒木華さんが演じたあのトシが全てになりました。

ケンジは静かに熱いピュアで魅力的な人でした。トシさんもみずみずしさや活発な感じがありつつも、その反面とても落ち着きがあり思慮深い方という印象です。

とにかく、出演者の皆さん、そして物語を音楽で支えたヴィオラ奏者さん、すべてが素晴らしい作品でした。見ている間や見終わった直後より、少し時間が経ってからじわじわと良さが心に沁みるように広がる作品だなと思いました。

初生中村倫也さん!

こんな書き方をするとビールみたいですが、初めて生で中村倫也さんのお芝居を拝見できました。ファンになってから半年くらいかな?そう考えると、私はツイていますねぇ。

家族にも「初、生倫也氏はどうだった?」と聴かれたのですが、当然ながらそこにいたのはなかむらさんでありながらなかむらさんではなく宮沢賢治だったので、なかむらさんを生で見たという印象は正直ありません(笑)。

私が見たのはケンジですからねぇ。

特に今回は(私が見た回が特にそうだったのかもしれませんが)カーテンコールでお話をされることもなく、役からガラリとご自分に戻られることもなかったので、やっぱり私が見たのはケンジさんですね。

なのでもし今後イベント的なものや、舞台挨拶などを拝見する機会があれば、その時初めて「中村倫也を生で見たぁ~!」という気持ちになるのかもしれません。

あ、ただ、声が……声がなかむらさんでした!そこは「オッ!中村倫也だっ!」ってなりました(笑)。ちょっとだけですが歌うシーンもあったので、なかむらさんの歌が好きな私としてはその瞬間はお芝居の世界から素に戻って「おぉ~歌が聴けた。ラッキーだ!」とも思いました。

ちなみに以前このブログでも書いたのですが、個人的には本番中の板の上(カーテンコールなどならもちろんOK)で本人っぽさを見たいとは思わないタイプなので、やっぱりなかむらさんは良い役者さんだなぁ。この人好きだなぁ。と改めて思ったりもしました(表現が難しいけど伝わるかな?)。

WOWOW放送が楽しみです

お芝居の空気感を楽しむぞ。と挑んだ今回の「ケンジトシ」。あらかじめ覚悟していただけあって想像よりは難しいと悩むこともなく、それなりに楽しめたのでは?と思っています。

舞台は大千穐楽を迎えましたが、WOWOWでの放送が予定されているので、再度じっくりと見直せるのが楽しみです。

今回はオペラグラスも使わずに拝見したので、放送では表情の変化がはっきりと見られるでしょうし、そこから感じられることが増えるだろうなと期待しています。放送、いつかな~?楽しみに待っています!

★未だプライムビデオの「仮面ライダー BLACK SUN」が観られていないのんびりファンです。まずは期間限定の配信から~と思うと、ついつい先延ばしになってしまう。。。

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