2017年4月期、フジテレビ月9ドラマ
貴族探偵
ジャニーズの中でもトップクラスの人気を誇る相葉雅紀さんを主演に迎え、その他豪華キャストで脇を固めた今回の月9はフジテレビが社運を賭けたドラマとも言われています。
我が家には嵐ファンがいるので、リアルタイムで拝見。
私もそれなりに楽しみにしていた貴族探偵の、第一話を見た率直な感想をここに書き記しておきたいと思います(気が向いたので)。
貴族探偵 第一話を見た私の私による私のための感想
最初にひとこと言わせてください。
私は決して相葉くんのことが嫌いではありません。むしろ、その人間性は好きな方でもあります。
また、今回のキャスト人の中に、苦手な人もいません。
相葉くんスゴイーーーー!って感じの感想を書かなきゃ、「相葉君のことが嫌いなんだ」、「ひがんでるんだ」(←?)という誤解を、一部の人にされちゃいそうなので一応お伝えしておきます、はい。
(敬称略でお伝えします)
主演:武井咲じゃね?
ドラマは武井咲と井川遥のシーンから始まり、そのまま殺人事件へと進む。
そして、途中で相葉雅紀が登場するのですが、このときの私の感想が……
あ、相葉君出てたんや!
その後も、なんとなく武井咲を中心にストーリーはすすみ、「これ、主演武井咲なのでは?」というのが私の本音の感想。
武井咲はとにかく声がかわいい。
長瀬智也主演のフラジャイルも楽しく拝見したので、普段意識していないけけどどっちかというと好きな女優さんなのかも。
井川遥が美しすぎる
ドラマしょっぱなのシーンから、とにかく井川遥が美しすぎる。
年齢は40歳だとか。
うう~ん、羨ましい………。
顔の作りはどうしようもないとして、とにかく美容の秘訣を教えてほしい。
木南晴夏が相変わらずの役どころ
以前木南晴夏を見たのが、滝沢秀明主演の「せいせいするほど愛してる」。
このときもちょっと変わった役どころでしたが、今回も負けず劣らず。
こんな役をさせたら右に出る人はいないのかもしれない。
今思えば、「せいせいするほど」では恋敵だった武井咲と木南晴夏。
ドラマを見ている間は一切思い出さなかったのは、お互いさすがなのか?
生瀬勝久の演技が見てて辛すぎる
最初に生瀬勝久演じる、鼻形雷雨の演技を見た時「あぁ、こっち系ね」と思うとともに、「謎解きはディナーのあとで」で椎名桔平演じる刑事を思い出しました。
ちらりと見かけた口コミでは「あんな演技をさせられる生瀬さんがかわいそう」という声もあり「なるほどな……」と思ったのですが、よく考えてみると「リーガルハイ」のときの演技もこんな感じ。
これは、演出云々ではなく生瀬勝久テイストな演技なのではないでしょうか?
こういったスベリ芸のような演技はあまり好きではないので、見ているのが少々辛い出演人物です。
相葉雅紀が全く貴族に見えない件
まだ第一話を見ただけの感想ですが、全体的にそこはかとなく漂う
残念感
ずば抜けてへたくそな人を使っているわけでもなく、好感度が低い人を使っているわけでもない。
主演に関していえば、別のドラマではそこそこ及第点を取っている(?)相葉雅紀ですが、今回だけはミスキャストとしか言いようがないようで……。
なぜならそれは、相葉雅紀には人の良さがあふれ出す魅力もしくはアイドル的魅力はあっても、高貴な貴族的魅力は皆無だから。
スタイルが良いのは認めるし、貴族の服装が全く似合わないというわけでもない。
ただ、貴族の風格がないし、所作が全く貴族ではない。
薄々そんなことに気づき始めた時のシーンがまた間の悪いことに、貴族が【笑いをこらえながら前に進み、ついには高笑いをする】というシーンだったのですが……
マジか!
あかん、あかんやつやこれ。全然できてへん!
いや、相葉雅紀が一生懸命頑張ってるのはわかる。
ただ、「推理のような雑務は召使いにやらせればいい」という人から一生懸命感がただよっていてはいけないと思う。
相葉雅紀には「ラストホープ」のような、一生懸命走り回る役が似合っている。
そして、大変失礼な話ですが、似合ってる役以外なら演技派にやらせるべき。
途中、物語のストーリーを追いながら「二宮がやったらどうなる、これ?」と想像してみたり。
まだ第一話を見ただけなので今後感じ方も変わるかもしれませんが、今のところ貴族探偵の存在意義が見いだせない!
それなら、貴族役はお飾りよろしく、主役級ではなくとももっと貴族感がただようキャストでもよかったのでは?若いキレイな俳優さんとか。
どうせ主演は武井咲だし。←
もしくは、たったあれだけの出演シーンに重要な意味を持たせられる演技派の方が良かったのかもしれないですね。
鍵のかかった部屋が見たくなる
全体的におしゃれな作り、刑事以外の人が推理をするということ、そして、殺害現場が再現フィルムで再現されること……。
似てる。うん、アレに似てる。
思わず「鍵のかかった部屋」は良くできてたよな~と思い出さずにはいられませんでした。
前述の椎名桔平しかり、今回の生瀬勝久しかり、ああいった役どころは必ず必要なんだけど…………、
今ふと思ったのですが
佐藤浩市は全然悪くなかった!
むしろ良かった!
イタい役なのにちゃんと笑えた!
ということに今気づいてしまいました。
因みに昨日はドラマを見ながら、「大野智が貴族探偵を演じるとどうなるのだろう」と、とても興味深かったです。
(嵐のメンバーとつい比較してしまう)
豪華キャストだけど。
今回は確かに豪華キャスト。
脇を固める人たちも、それぞれ主演経験がある人たちばかりです。
で、それで?
ここまででは、この役はこの人でなければならないという意味が特になく、私の中に強烈な印象を残したのは木南晴夏だけなのかもしれません。
それと声が可愛い武井咲(主役に見えたから)。
これは脚本のせいかもしれないし、演出のせいかもしれないし、役者のせいかもしれない。
とにかく豪華キャストを謳うなら、それなりの見せ場を用意するかその人の持ち味が発揮できるホンにするべき。
「使う予定はないけれど敵チームにいると厄介だし~」なんて理由で、金に物を言わせて選手を集めていたかつての巨人軍のよう。
それなら、素材を徹底的に厳選して、素材の特徴を生かした方がいい作品ができるのではないでしょうか。
どっかのサプリメントや化粧品のキャッチみたいだけど。
とりあえずはこんな感じ
好き勝手書きまくりましたが、とりあえずこんな感じです。
きっとなんとなくダラダラと最終話まで見てしまうのでしょう。
一話完結なので、途中抜けても離脱しないのがいいですね。
でも初回の時点で、すでに「鍵のかかった部屋」のように次回の放送を楽しみにするほどではなく。
期待はずれなのか、こんな感じがむしろ想像通りなのかはよくわかりませんが、とにかくミスキャストであり脚本がつまんないっていう第一話の感想でした。
【追記】
今、皆の感想を見ていたらやはり評判はあまり良くないようですね。
その中に「文句言ってる人は誰が貴族なら満足なんですか?」って言うのがありました。
そうねぇ…と私なりに考えてみて「堺雅人なら相当面白いでしょ」という結論に至りました。
堺雅人の貴族探偵……見てみたい!
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