何気なく見始めた「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が良かったので、Tverで配信されていた過去ドラマの「珈琲いかがでしょう」(そして同時期に配信されていた「美食探偵」)を見てまんまと中村倫也さんにハマった私。
「珈琲いかがでしょう」の配信が10月19日の23:59までと知り、先日から2杯目のおかわり鑑賞を行っていました。昨日は1日で4話分見て、無事2回見ることができました。
いやぁ、面白かった。ということで、自分なりの感想をこそっと残しておこうと思います。
「珈琲いかがでしょう」は漫画が原作
「珈琲いかがでしょう」はコナリミサトさんの漫画を原作とした、テレ東の連続ドラマです。私は原作を知らなかったのですが、原作ファンの方からも「もし実写化するとしたら中村倫也」との声があったようですね。
さらにシネマカフェのコラムによると、中村倫也氏自身も「僕以外の役者が演じていたら何よりもまず僕が文句を言っていたと思う」と発言されていたのだとか。
いつかマンガも読んでみたいなぁと思っていますが、今回はドラマの感想をざっくりと書いてみたいと思います。ちなみに自分の覚書のようなものなので、ストーリーを全く知らない方にとっては何が何だかさっぱりわからない内容となっています。
ドラマ「珈琲いかがでしょう」
#珈琲いかがでしょう
— 珈琲いかがでしょう☕️ドラマ公式アカウント🐙ご視聴ありがとうございました🚚💨 (@tx_coffee) May 24, 2021
青山さんはきっと今もどこかで
皆が愛したたこさん直伝の珈琲を
淹れていることでしょう🐙
最後までご覧いただき、
ありがとうございました!
そしてあたたかいコメントや
いいねやリツイートで応援くださった
皆様にも改めて感謝いたします。
またどこかで会えますように…☕️ pic.twitter.com/ImbWUh4r2p
「珈琲いかがでしょう」は、コーヒーの移動販売を行っている青山が、丁寧に誠実に淹れたコーヒーでお客様の疲れた心を癒すというストーリー。青山のやわらかな雰囲気や佇まいと、絶品のコーヒーによって、押しつけがましくなくお客さんに小さな希望や力を与えていくお話です。(ざっくりとしたあらすじ)
では、1話ずつ簡単に感想を記録してみようと思います。
第1話「人情珈琲」「死にたがり珈琲」
「人情珈琲」では、垣根さんが仕事は早いけれど適当にこなす後輩女子に向かって、「あなたはいつも靴が汚い」っていうところが個人的には印象に残っています。人の目につく場所、目立つ場所だけきれいに取り繕っても、結局はボロが出るというか何というか……。
私は丁寧な暮らしとは程遠い生活を送っているけど、見えないところこそきちんとしなきゃなぁと強く思いました。
あと、青山(移動珈琲店の店主=中村倫也)が、コーヒー店で水回りのお仕事なのになんで右手に手袋はめてるのよ?という疑問も少々。
「死にたがり珈琲」は初見から結構印象に残っている回。洗濯物を干していたら下の駐車場に表れたたこ珈琲(移動販売の珈琲屋さん)の車の上に、ガードルを落としてしまうという失態が面白かった!慌てて取りに降りて、お詫びと言っては何ですが1杯入れてください。と言うところから始まります。
青山さんのようなイケめてる、ゆるふわ癒し系男子にガードルを拾われる悲劇よ!顔から火が出るとはまさにこのこと。あと、自分の洗濯物を見上げて「全部カフェオレ色、私カフェオレ女なんです」って悲しそうに笑うところが印象的だった。
しかも実際に、洗濯物は本当に見事にカフェオレ色に染まっていて「そんなことある?」って笑ったけれど、私もその日着てた家着全部がボーダーだったわ(長T、スウェットパンツ、靴下、スリッパ、見事に全部ボーダーでした。カフェオレ女よりひどい、全身ボーダー女)。
全身カフェオレ色なんて、まだまだよね(何が?)。
第2話「キラキラ珈琲」「だめになった珈琲」
「キラキラ珈琲」は、自分のことをイケてると思っているド田舎に住む女子高生が、都会に出て一旗揚げよう(言い方が昭和)というお話。
インスタで知り合ったおねぇさんの家に泊めてもらうんだけど、実はそこには野獣がいて……という危険な状況を青山さんが助けるのですが、この時ほんの一瞬普段のゆるふわ系ではない青山さんが出現。
男の腕をひねりあげたときの目つきと、手際の良さがね……かっこよかったよね。ポッ。で、「やっぱり何か深い過去があるのね?」と思ったり。
「だめになった珈琲」は、田舎者の女子高生を騙したおねぇさんの話で、絵描きを目指すもののなかなか芽が出ず夢をあきらめてダメになった女性のストーリー。青山さんのコーヒーで癒された人たちの中でも、このおねぇさんだけは共感できるところが一個もなかったな。。。
第3話「男子珈琲」「金魚珈琲」
「男子珈琲」に出てくる自分のことをイケてると思い込んでる男性。ドラマではこういうタイプの人をよく見るけど、実際にはここまで華麗に勘違いし続けられている人ってあんまりいないような……。でも彼が言った「俺はブレンドしなくてもおいしいコーヒー豆になりたかったの!」(みたいなセリフ)が印象的。
なんか、ちょっと……わかる気がする。。。たいていの人が、そう願うよね。(あれ?違うのかな?)
「金魚珈琲」はかなり好きなお話。滝藤さん演じるバーのママがとってもとってもキュートだった!!!丸山智己さんも好きなんだけど、今回は嫌なヤツだったな。
回想シーンで出てきた昔の青山。完全に目が闇で、別人のようだった……けど、当時のバーのママを助けるやさしさは持ってたんだよなぁ。
第4話「ガソリン珈琲」「ファッション珈琲」
「ガソリン珈琲」はちょっと泣ける素敵なお話でこれも好きだった。野間口さん演じる夫が健気で、奥さんも素敵な女性でしみじみしました。大好きなコーヒー、また飲めるようになって良かったね。
「ファッション珈琲」も好きなお話で、出だしのヤクの取引のマネっこみたいなやり取りが好きだった。元バリスタチャンピオンを演じた光浦さんも良かった。
そして何と!なんと!なんと!1話のゲストだと思っていた垣根さん再登場!どうりでエンドロールで「1話ゲスト」になってなかったわけだ。
第5話「ほるもん珈琲」「初恋珈琲」
「ほるもん珈琲」は、やっと青山が過去にどのような人生を送ってきていたのかが分かった回でした。初回から敵だと思っていたペイがイイヤツだった!
「初恋珈琲」はペイの初恋のお話。大人になってから街ですれ違ったときに、あのナリのペイを見て、彼女よく一緒にお茶したな。怖くなかったのだろうか?心根が純粋なやさしい女性なんだね。
お茶した後のペイを見た瞬間、「フラれたか?(だったか「失恋したか?」だったか……)」と言った青山が地味に好き。鋭い。あと、珈琲を飲むたびに苦さで顔をしかめるペイもいい。
第6話「たこ珈琲」
「たこ珈琲」は、青山が垣根にコーヒーとの出会いや、移動珈琲店をしている理由を話す回。垣根がコーヒーを淹れている間に、ハンドルに突っ伏す青山が良い。
で、最初は事の成り行きにかなりの動揺を隠せなかった青山が、垣根に過去の話をしていくうちに落ち着きを取り戻していつもの青山に戻る感じも好き。
あ、あと、垣根に「好きなんです!大好きなんです!!…………青山さんのコーヒーが」と言われたときの青山の一連の感情の揺れも良い(笑)。
第7話「ぼっちゃん珈琲」
「ぼっちゃん珈琲」は、金髪時代の青山の話。現在は組の3代目となった少年が、まだ幼かったころのストーリー。以前、青山にコーヒーを教えた路上生活者のたこさんに「人に大切に思われるのが怖いか?」と聴かれて、怖かったけど「怖くない」ってキレてたけど、この回を見る限り青山はたくさんの人から大切に思われてるんだなぁって思ったよ。
そして青山の手袋の謎も解けた。うん、最初はそこに至った理由はわからなかったけど多分そうなんだろうな。と思っていた通りの理由でした。
金髪時代の青山も、結構いい奴だった。
第8話(最終回)「暴力珈琲」「ポップ珈琲」
「暴力珈琲」は、今の青山さんの姿(黒髪エプロン)で、かつての青山さんの迫力が見られるのがポイント(笑)。「おしゃれな暴力なんてねぇよ!」(的なセリフ)のとこ、刺さる。当時の青山を思うと悲しくなる。
あと、ペイが青山のことは自分が一番よく知ってるっていうところも好きだったし、ちょっと泣けた。以前の回の話になるけど、青山が雨が降ったときに頭痛薬を飲んで布団にもぐる姿が、本当にツラそうでめちゃくちゃ好きでした(変態ではない……多分)。
垣根さんが毒入り(かもしれない)コーヒーを躊躇なく飲むところも、この人ならやりかねないなと思えてよかったです。
「ポップ珈琲」は、なんだかんだありましたが大団円で終わってよかったよ~!と言う感じ。たこさんと奥さんのなれそめも知れたし。
最後、ペイも移動珈琲店で働いていたので、大人2人分の給料が出せるほどの売り上げがあるのか?と少し心配しましたが、お客さんがたくさん並んでいて一安心(?)。これからも、こうやって各地でコーヒーを淹れ続けるのでしょうな。
「珈琲いかがでしょう」大好きなドラマでした!
『珈琲いかがでしょう』
— 珈琲いかがでしょう☕️ドラマ公式アカウント🐙ご視聴ありがとうございました🚚💨 (@tx_coffee) November 26, 2021
Blu-ray&DVD BOX 12月3日発売🐙💕
中村倫也主演。
幸せを運ぶ移動珈琲物語☕️
210分に及ぶ映像特典🎬や、オリジナルサウンドトラック💿など、豪華特典が盛り沢山✨
ご自宅で温かい珈琲とともに、癒しのひとときをお過ごし下さい🏠
■詳細https://t.co/fDpEWOYI4j pic.twitter.com/vE1c0D0oIC
ということで、「珈琲いかがでしょう」の雑すぎる感想でした。でもこうやって書いておけば、いつか読み返したときにあぁ、こんなストーリー展開だったと思い出せるかなと思って。
こうやって振り返ると、青山さんは主役なんだけどストーリーテラーのような立場でもあり、それぞれの回のゲストが主役になります。なので回によっては、あんまり青山さん出なかったなってこともあります。
それでも、俺が俺がって感じではなく毎回きちんと印象に残っているし、全8話を通して青山さんの両極端ともいえる、それでいてやっぱり同一人物だよなぁと納得できる姿がとてもよかったです。
中村倫也さんのドラマは、「石子と羽男」「珈琲いかがでしょう」「美食探偵」しかまだきちんと観られていないので(ドラマ「H2」が大好きだったから、中村倫也(当時は友也)さん自体はほぼデビュー当時から知ってはいた)、これから過去作品を見るのも楽しみだなぁ。。。
願わくば、「珈琲いかがでしょう」の再放送があることを願っています(うち、テレ東じゃなくて地方局だけど)。