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「この恋あたためますか」をTVerで今更全話見た感想

中村倫也

この春TVerで無料配信されていた「この恋あたためますか」を全話見終えました!本当はもっと前に見終えていたのですが7話からは家族が一緒に見だしたので、これまでのあらすじを説明しながらの鑑賞となったため再度1人でじっくりと視聴し見終わったのが昨日です。

今回も自分の覚書代わりに「この恋あたためますか」の感想を書いておこうと思います!

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この恋あたためますかを見た感想

「この恋あたためますか」は2020年の冬ドラマ。キャストは森七菜さん、中村倫也さん、仲野太賀さん、石橋静河さんなどなど。中村倫也さんのファンになってからずっと気になっていた作品なので、このタイミングで無料配信してくださってありがたいです。

作品全体の感想は久々の恋愛モノで楽しめた!

私が見るドラマに恋愛モノがないのか、それとも今は恋愛モノのドラマ自体が減っているのはわかりませんが、久しぶりに恋愛モノのドラマを見ました。全体的なキーワードとしては、恋愛、コンビニ業界(主にスイーツ開発)、クリスマスって感じかな?

最初の方はあまりハマらなかったのですが、登場人物の恋愛模様が大きく動き出した5、6話くらいから面白くなってきました!って……全10話なので5、6話って半分以降ですね(笑)。

全てを見終わった後にドラマの感想掲示板のようなものをちらりと覗いたのですが、その掲示板ではイマイチだったという声が多くみられました(その他SNSなどの反響では好評だった模様)。その理由として多く見られたのが、主人公 樹木の態度や言葉遣いが悪くて受け付けない主人公カップルの年齢差が気になるの2点です。

主人公 樹木については確かに社会人としてあり得ない感じではありますが、そこはドラマですからねぇ。また、主人公の言葉遣いの悪さは「図書館戦争」の笠原郁の方がひどかったので(しかも、最初はもっとひどかったらしいですが、小説の段階で編集さんに言葉遣いをもう少し良くしてほしいと言われたとかなんとか……笑)私はそこまで気にならなかったかなぁ。樹木のイメージとよく合っていたと思います。

年齢差に関しても、なかむらさんが「彫りが深いいわゆる渋めの大人の男顔」ではないので、そこまで気にならなかったです。役柄的にキリッとした表情が多かったものの、もともとはふんわりとしたやわらかな雰囲気の顔つきですもんね。ただ、森七菜さんの実年齢を知らずに見ていたからかもしれない。役設定は21歳ですが、19歳って知ってたら「おおぉう!」ってなったかも(笑)。

さて、私的に盛り上がった5~9話が終わり後は最終回を残すだけ。9話の終わりで樹木と浅羽が両想いなことはわかったし、過去にネット上で最後のコンビニのシーンを目にしたことがあったため2人が上手くいくことはわかっていたので最終話の第10話はどうなるのか?と思ったら、クリスマスが一緒に過ごせないかもしれない問題で押してきましたね(え?)。

世の中にはクリスマスを大事にする人も多いようですが、私自身この人生で一度もクリスマスを恋人と過ごす大事な日だと思ったことがないですし、そうしたいと思ったこともないし、普通に仕事してましたし(洋菓子店で働いていた時はそれこそ繁忙期だった)、会えなくても全然平気。

なので、好きな人とクリスマス当日に会えることがわかっているのに、イブに一緒に過ごせないってだけであんなに落ちこむ樹木の気持ちは1mmもわからなかったけど、まぁこそはお若い女の子が恋人に甘えているってことで納めておきました(笑)。

と、なんだかんだ言いましたが、最初から最後まで楽しく拝見しました。個人的には5~9話までがめちゃくちゃハマった感じかな?「図書戦」もそうですが、くっつくか、くっつかないのか?みたいなところが一番面白い。相思相愛になったあとは、そこまでハラハラすることもないですからね( ̄ー ̄)ニヤリ

なかむらさんの浅羽社長好きでした!

まだあまり過去作を見られていないので1番とは決められないのですが、なかむらさんのお役の中でも浅羽社長はかなり好きです(笑)。なんだろう、雰囲気かなぁ?それともスーツ姿かなぁ?仕事はできるのに、不器用な生き方してるとこが良いのかなぁ?

ツッコミどころとしては、樹木の居場所がなんでわかるの?っていうシーンが2ヵ所ほどありました。まこっちゃんと樹木がデートしている場所に突然浅羽が現れたり、樹木がクリスマスイブにコンビニでショボーンとしているところにサプライズで登場したり……。え?浅羽、樹木のスマホにGPSアプリ入れてる?って疑惑が少々。

まぁドラマでは時間がないから端折ったストーリーがあったのかもですが。例えばまこっちゃんは、ここぞというデートでは絶対に最後デックスに夜景を見に行くことを幼馴染の浅羽は知っていたとか、出張帰りにサプライズで樹木のマンションに行ったけどいなかったからコンビニまで来てみたとか。

そういったこともあるかもだけど、いきなり樹木の目の前に登場する浅羽にちょっと笑ってしまいました。(え?感想そこ???)

会社の人に見せる顔(里保にはこっちの顔)と、樹木を含むコンビニの仲間に見せる顔が自然と違ってるところも良かったなぁ。樹木にスノードームを返されたことも、コンビニの仲間には素直に白状するんだ!って意外でした。

あとは……そうね、前述の感想掲示板でも見られた意見ですが、キスシーンがちょっと作品のテイストと合ってなかったかもなぁというのは私も見ていて感じました。このストーリーで樹木とのシーンなら、もうちょっと軽くてかわいい感じのキスシーンでも良かったかも。まぁ、濃厚な方がいい作品やシーンで軽いキスをするよりは断然いいけどね(この場合、「あぁこの俳優さん恥ずかしいんだろうな~」と思ってしまって見てるこっちまで恥ずかしくなる(笑))。

なにはともあれ……、勝手な予想ではありますがこの先なかむらさんがラブストーリーを演じることって少ないような気がしていて、そういった意味でも貴重な作品なんじゃないかなと思っています。

でもできることなら40歳過ぎてからの大人のラブストーリーなんか見られたらおもしろそうだな。うん、そんな日が来ることを楽しみにしてるし、それまでは時々「恋あた」を見返してその時を待ってたいと思います。

泣かされたのはまこっちゃんと里保

樹木もすごくかわいいし、何度も失恋してかわいそうなんだけど、なんだかんだ泣かされたのはやっぱりまこっちゃん里保ですね。

まこっちゃんには純粋に何度も泣かされたなぁ。特に最終回のkikikajiriのインスタ。まこっちゃんのケーキが載ってた流れは本当に。。。まこっちゃん、kikikajiriもう見てなかったのかな?それとも実家の手伝いで忙しかったのかな???ま、そこは追及しないでいよう。

コンビニ店長と碓井くんとカラオケボックスで恋バナしてるシーンも面白かった。で、店長がちょっといいこと言ったりするんだよな。(店長の恋もうまくいきますように………)

里保はねぇ。口では身を引いた自分を「いい女でしょ?」って言ってるけど、そうじゃないことをわかってるんじゃないかな?あの涙は別れて悲しい涙でもあるけど、必死にくらいつかずに傷つかない方を選んだ自分へ嫌悪も混じってるような気がする。

浅羽と里保は、浅羽がかっこつけて里保に本音を見せなかった(見せられなかった)のも事実だけど、同じように里保も浅羽に本心を伝えてなかったと思うんだよ。だって、新谷(まこっちゃん)に見せる顔と浅羽に見せる顔は明らかに違ってたもんね。それこそ浅羽が里保に見せる顔と樹木に見せる顔が違っていたように。

里保だって浅羽に対して本当の自分で話せているかというとそうではなかったし、それは自分に自信がなかったからだし、だから「身を引いた」んじゃなくて別れを告げられるのが怖くて自分から別れを告げただけなんだよなぁ。そのことを里保自身も自覚してるから、辛いし苦しいし、でも自分のせいだ、しょうがないって感じなんだろうね。

あくまでも登場人物の立ち位置としての話なんだけど、このストーリーの中で自分がどの登場人物に似てるかっていうと、残念ながら里保なんだよなぁ。いや、別に仕事で優秀なわけでもないし、顔がきれいなわけでもないし、浅羽とお似合いなわけでもないのであくまでも立ち位置なんだけど、欲しいけどちょっと無理そうなものがあった場合、がむしゃらにしがみつかずに自分の限界をすぐに悟って手を引いてしまうあたりが……似てるわぁ(笑)。

しかも、樹木みたいなある意味ライバル(恋愛に限らず)がいたとしても、やっぱりやさしくしてしまうんだよな。それはなぜかというと、ライバルに冷たい態度をとったりいじわるしたりするような人が許せないから自分もそうしたくないしなりたくないだけ。樹木にやさしくするのも、自分のためなんだよ。

男女の違いあがるし樹木への思いの違いもあるから当然と言えば当然だけど、里保の樹木へのやさしさはまこっちゃんの樹木へのやさしさとは全然種類が違うものだね。ということで、何となく北川(里保)目線でストーリーを見ていた回もあったかもしれないです。

で、ときめきはないかもしれないけど、里保にはまこっちゃんが似合ってると思うんだけどなぁ。どうだろ?嫌なのかな?私はいいと思うけど(笑)。

意外とツボだった神子と一岡

「恋あた」は2組のカップルの話……かと思いきや、忘れていましたもう1組。神子一岡大人のカポーがいましたね。神子のことを理解している一岡と、一岡の前では素直に本音を見せる神子。他の2組がこじらせてるから、こんな当たり前の関係性が大人のカップルだなぁと思わせられました(笑)。

色々印象に残るシーンはあるのですが、一番面白かったのは神子が一岡にクリスマスプレゼントとしてカタログギフトを贈るところ。そして一岡の微妙な反応に、何が悪かったのかが全く気付いていないところ。

本編では神子の恋愛観がわかるシーンがそんなに多くあったわけではありませんでしたが、「あぁ、神子ならこのプレゼントを選びそうだし、あきれられても理由がわからなそう!」って素直に思える神子でした。役柄が一貫しているので、見ていてすっきりしますね。やっぱり山本耕史さんうまいなぁと思います。

「恋あた」楽しませていただきました!

今回のドラマは恋愛だけじゃなくてコンビニスイーツもテーマになっているので、ドラマを見ているとスイーツが食べたくなりました。そして主題歌も良かった~

樹木とまこっちゃんが開発したシュークリームは、当時セブンイレブンで販売されたそうですね。そして時々リニューアルを重ねて再販されているのだとか。私も食べたかったなぁ。今年(2023年)も再販されたそうなので、来シーズンもあるかなぁ?

クリスマスくらいに再販されたらドラマを思い出せていいんだけど。「珈琲いかがでしょう」のTAKOブレンドと「この恋あたためますか」のチョコっとリラックシュ~でティータイムなんて素敵♡だけど、夢のまた夢ですね(特にTAKOブレンドが幻過ぎる……)。

ということで、自分勝手な感想でした。TVerがたくさんの過去作品を無料配信しているので、同時進行でたくさんのなかむらさんが拝見できてうれしいです。

他の作品についても、また感想を残したいと思います!

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