今日は最近考えていたあれこれについてダラダラと書いていこうと思う。いつもに増して自分の記録用なので、ご覧になるのはご自由ですがタメになることなどは一切書かれておりません。あ、これはいつものことか。
では、はじめ。
もやもやの原因が判明
最近なんとなくなかむらさんを推しとすることにモヤモヤしていた私。最近と書くといつからだ?って話になるのだけれど、突き詰めて考えてみると結婚(を知る)前からだった。そして、奥底の本音を探ると、ケンジトシを見に行く頃には(大阪なので3月上旬)正直以前のようなテンションではなかったかもしれない。もっと言うと、多分私は最初からなかむらさんの全部が好きだったわけではないことに気付いた。
結婚報道についてはフラットな気持ち
結婚される前から、なかむらさんを推しとすることにモヤモヤしていたとは書いたものの、そのことに気づけたきっかけはやはり結婚報道だった。結婚を知ったときは、このブログに書いた通り本当におめでとうございますという気持ちだったし、もちろん今もお祝いしている。
元々ワイドショーや朝の情報番組のノリが苦手なので(男女問わずアナウンサーがタレント化している、出演者同士の馴れ合いが見られる、アットホーム感を強調している、扱うテーマに興味がないなどなど)これまでほとんど見て来なかった。最近であれば「蓑唄」発売時の朝の情報番組はチェックしたが、番組にまるごと出演したラヴィットに関しては頑張って見ようと思ったもののやはりあのノリが苦手で早々にあきらめて見ずに消してしまったくらいだ。
よって今回の結婚報道についても朝の情報番組もワイドショーも一切見ていない。加えてネットニュースとも距離を置いているので、その類も目にしたとしてもタイトルくらいである。ただ、完全に情報を遮断していたわけではない為、Twitterなどで流れてきた情報に関しては知識として知ってはいた。
また、今回の結婚報道後のファンの方のツイートなどは時々読ませていただいてもいた。そもそも私は「ファンなら○○すべき」という論調が嫌いなので、祝えない人がいても当然だし、全力でお祝いする人がいるのも当然、要するに自分の思いを押し付けさえしなければ(そして法に反すること、あからさまに人を傷つける行為でなければ)どう思おうが自由だと思っている。
さて。
前述の通り件の「ZIP!」も「午前0時の森」も見ていないけれど、奥様の発言、なかむらさん本人の発言、手紙の内容、同僚が話したエピソードなどは断片的に知っていて、それに関しては比較的フラットな気持ちだった。
同僚の話によると奥様は発表前にかなりナーバスになっていたとのことなので、「ZIP!」の出演で一人矢面に立たせる(と言う言葉は適切ではないかもしれないが)のではなく、自分も一緒に行こう(そして出演しよう)と思ったのであれば良い男じゃないか!とも思ったし、何をおいても一番大切な女性を守る道を選んだ(大袈裟か?)行動は私としては素敵だと思っている。
また、私は直接聞いたことはないが、噂によると元々35歳までに結婚をするという発言があったとか。中止になっていた舞台の再演や仕事の都合で時期がずれただけで、本人としてはファンの人にあらかじめ「そろそろ結婚するよ~」と伝えていたのではないか?とも思う。
番組出演、あらかじめ結婚時期の明言など個人的には誠意がある対応だと思えるが、これまでJを見てきた私としては余計なお世話であることは重々承知の上で「何故この時期?」と思わなくもない。
それは写真展の開催中であったから。彼のファンは大きくは2種類に分類でき、どっぷりハマった沼女と、沼にまではハマってませんよのせせらぎの民がいる。せせらぎの民はなんとなくわかっているつもりだが、ブログを書くにあたって間違えてはいけないと思いリサーチしたところ(途中脇道にそれて30分もネットサーフィンをしてしまった)私の認識ではJでいうところの「お茶の間ファン」になるようだ。
さて、写真展は入場料が500円かかる。それ以上に開催地が限られているので、交通費や行き帰りの時間がかかる人が多いのではないだろうか?せせらぎの民や通りすがりで写真展に入る人もいるだろうが、写真展に行くその多くはやはり沼女だと思われる。グッズを大量に購入する、ガチャでコンプを目指すのも沼女と呼ばれる人たちだろう。
私が思うに沼女は、彼のお芝居だけが好きなわけではなく、彼そのものが好きな人が多いと思う。もちろん恋愛感情の有無は人によって違うと思われるが、彼の仕事(映画、ドラマ、舞台)だけを見られれば満足というわけではなく、彼の写真が欲しい、インタビューが読みたい、バラエティー番組に出ていたら見たい、歌が聞きたい……要するに彼が好きということだろう。
となると、「結婚しても変わらないよ」というなかむらさんの言葉は、沼女に通用するのだろうか?いや、しないと思う。沼女にとって結婚していないなかむらさんと結婚したなかむらさんではその時点で大きな変化があるのだから。
なので、沼から這い上がる人、沼のほとりでどっちに進むか迷っている人、そのまま沼に浸り続ける人様々だが、少なからず迷いが生じている人がいるわけで、迷っている間は写真展に行くのを躊躇したり、ましてやグッズ全購入、ガチャフルコンプなどする気になれないだろう。
全く持って余計なお世話だが、私がなかむらさんの結婚を聴いたときの最初の感想は「驚き」で、その次の感想が「写真展のグッズ売れるのか?なぜこの時期の発表を選んだ?」であったことは事実だ。本当に余計なお世話で申し訳ない。
ちなみに何度も言うようだが、本人は「変わらない」と言っていた。ただ、それを聴いた瞬間に私は「変わらないわけないでしょう」と思った。実際これまで何人もの芸能人が、結婚によって纏う雰囲気が変わったことを実感している。
確かに本人的には変わらないのかもしれない。ただ、今までは隠していた一面が見えるようになるから、こちら側から見える景色は変わるわけだ。
なので本人の言う「変わらない」はウソではないが、「今までその顔を見せてなかったでしょう?むしろ隠していたでしょう?」と思うし、そういった意味では「急に知らない人になったみたい」だと思う人がいてもおかしくない。
正直私自身はファン歴が短すぎて、なかむらさんの知らない顔を見ても「こんな一面があるんだね」で済むが、長くファンをしていた人ほど結婚を機に「急に別人になっちゃったみたい」「知らない人みたい」と思ってもしょうがないことだと思う。
長々と書き連ねたが、結婚報道に関しては私自身は割とフラットな感情だったと思う。なので、最近なかむらさんを推しとすることを、なぜにこんなにモヤるのかが自分でもわからなかった。わからないことが、さらにモヤモヤを募らせていったように思う。
最初から推しと言うほど好きじゃなかった説
月末になると毎月の支出を計算するのだが、その時にトップコートランド550円が妙に引っかかった。ファンになりたての頃は「ケンジトシ」のチケット申し込みがあったり、「ルードヴィヒ」の舞台裏がちらりと覗けたり(マネつぶ、まゆつぶ)、「オンラインイベント」があったりしてTCLの価値が感じられたのだが、最近は550円分の価値を感じられていないことに気付いた。
年間6,600円は結構大きい。
正直に言うと最近のマネつぶにはグっとこない。新人マネさんの奮闘は一人の社会人の先輩としては応援するが、いちファンとしては正直それじゃない感は否めない。私が知りたい情報、見たい写真ではない。というか……そもそも私は写真が見たいのか?という疑問にたどり着く。
なかむらさんが推し。こう思っていた時から、私は沼女ではないと思っていた。なぜならTwitterで見かける沼女のみなさんと同じ情報でキャッキャできない自分がいたから。沼女さんたちのように、彼の情報なら何でもうれしいということはなく、すべてを追いたいと思うわけでもなく、全てすごいと思うこともなく。
また、これを書くと後出しじゃんけんみたいで申し訳ないが、ほとんど誰の目にも止まらないブログであることを盾に本心を書くと彼の舞台にグッと来ていなかったから。私の中でNo,1の舞台俳優(元推し)と無意識に比較してしまう自分がいた。比較は良くない、比較は意味ない、と思いながらも、ちょっと違うなぁという気持ちがぬぐい切れなかった。
そんな時に気付いたTCLの550円の価値。今の私にとって月々550円、年間6600円の価値はないと気づいたのだ。そのことに気付いたのが昨日で、別に嫌いになったわけでもないので今すぐ辞める必要はなく、料金分の今月いっぱいはそのままにして月末で退会を決めた。
すると、驚くことに気持ちがとても軽くなったのだ。要するに、これまで私は自分がなかむらさんのファンであると頑張って思い込もうとしていたことに気付いた。ファンだから映画を楽しみにしなきゃ、ファンだから映画を見に行かなきゃ、ファンだからドラマを楽しみにしなきゃ、ファンだから出演番組をチェックしなきゃ。。。。
違う。見たければ見る、でいいんじゃない?そしてこのことに気付いた私は、「宇宙人のあいつ」を遠方まで何時間もかけて見に行く気力はなくなっている。「宇宙人のあいつ」を見に車で2~3時間走るなら、自転車で10分の地元で見られる「岸部露伴」や「東京リベンジャーズ2」が見たいと本音では思っている。
そう、私にとってなかむらさんは、結構好き~♡な数いる俳優さんの1人だったのだ。そして、結構好き~♡な俳優さんの棒グラフがあるとすれば、他の方々よりも少しだけグラフが長かったんだと。
「推し活」が楽しかったからファンだと思い込もうとしていた
ファンじゃないのにファンだと思い込む。なぜそんなことが起こったのか?!それは……ただ単に「推し活」が楽しかったからと言うことに気付いた。前の推しのファンをしていたころ、舞台は東京と大阪の両方で数回見るのは当たり前。ソロコンも東京まで遠征して、自分なりに見られるだけ見る。ライブがあれば遠くても観にいく!という推し活をからめた旅行を楽しんでいた。
この数年の外出しにくい時期に前の推しから気持ちが離れて、時期的にも「推し活」自体がなくなってしまった。そのことに私自身、鬱々としていたのだ。そこに彗星のように現れた(?)なかむらさん。ちょうど「蓑唄」の発売に、舞台の配信、翌年の舞台上演決定、写真展の開催と色々なイベントが目白押し。
そのイベントに参加するいわゆる推し活が楽しすぎたから、なかむらさんが推し!と思い込んでいたし思い込もうとしていたんだと思う。
ただ、そんな気持ちが長く続くはずもなく、大阪で開催された写真展を見に行った頃がピークだった。「石子と羽男」の衣裳店の時は、正直「推し活に行く」こと自体が楽しいだけだとうすうす自覚していたし、「ケンジトシ」も残念ながら観劇日が近づけば近づくほど気持ちは盛り上がらなくなっていた。
そんな気持ちで観た「ケンジトシ」は、正直内容もイマイチよくわからず結果的には「ふぅ~ん……私の好みの話ではないな」と思ってしまったし、「ルードヴィヒ」「ケンジトシ」と2作続けて演者が泣く芝居だったのも気持ちが冷める一因となった。
私は……演者が全力で泣く芝居はちょっとニガテだ。もちろん演者が泣いて、私も泣いて、と感動する舞台もある。でも残念ながらこの2作品は、演者は泣いて私は泣けなかった。本当に心からの推しじゃなかったということは、結局そういうこと(推しの本業に夢中になれない)なんだと思う。
今までは、なかむらさんは芝居が上手いと頑張って思い込もうとしていたかもしれない。もちろんうまいと思うこともあるけれど、彼が演じた全ての役、すべてのシーンが私の心にヒットしたかというとそうではない。というか上手いとか上手くないとか以前の話で、私にとって彼の芝居が「特別ではない。」ということだと思う。大変失礼なものいいで申し訳ない。
特に舞台でグッとこないとなると、推しではい続けられない。なぜなら彼自身が舞台こそホームだと思っているからだ。
なかむらさんの舞台鑑賞は過去に2度。1度目は配信でなおかつ前半30分が見られなかったので一旦保留としたが(当時のブログを読み返すと、少し心がチクっとする。何とか良い感想を書こうとしてることが分かるから。実際は想像とは少し違って「ん?」って感じたのに、なかむらさんの舞台が素敵だったと思い込もうとしてるのが当時の文章と記憶から見て取れるから)、「ケンジトシ」で生の舞台を観ても残念ながらグッと来なかった。それでもまだ「ストーリーが好みじゃなかったからなのかな?」と必死で推しであり続けようとしいていた。
でも本当に好みの芝居をする俳優であれば、1作品、いやワンシーン見ただけでもグッとくるはずだと今なら思える。実際、最近あったことだが、ほんの数分の映像を見て改めてこの人の舞台が好きだと感じたことがあった。
なかむらさんの場合、私は舞台作品より映像作品の方が好き。こんな私が舞台をホームだと自覚しているなかむらさんのファンを名乗っていいのだろうか?いや、そもそもファンなんだろうか?と言うような葛藤もずっと感じていた気がする。
ファンになったきっかけを思い出してみたら……
彼のお芝居にグッとこない。そんなコトある?自分で自分を疑った。そして、何がきっかけでファンになったかを思い出したら……なるほど、そういうこともあるかもしれないと納得できた。
私がなかむらさんのファンになった1番のきっかけは「やんごとなき雑談」。そう、彼の文章のファンになったのだ。言い換えれば「考え方」と言えるかもしれないが、彼自身がインタビューで答えていた内容から察するに、それはそれで計算されて書かれたエッセイでもあるから、彼の一面を表していることは事実だが彼そのものではない。要するに、私は「やんごとなき雑談」のファンなのかもしれない。
役者としての作品に思いを馳せると、一番好きなのが「simejiママ」と「D-room」のCM。これは……この事実に気付いてちょっと笑ってしまった。作品だけど、うん、作品だよねぇ。。。
要するに私はなかむらさんの何かの役でガツンと落ちたわけじゃなく、彼の著書で落ちた。だから、時が流れてさらに年齢を重ねた彼に「やんごとなき雑談」で感じた思いを重ね続けると違和感が生じる。また、当時と変わっていないはずがなく、変わっていないとすればそれはそれで問題だ。
要するに……彼自信のファンではなかったのだ。
これからは「茶の間」で楽しもう
長々と書いたが、これがモヤモヤを感じてから何となく探り続けて導き出された結論である(大袈裟of大袈裟)。心のモヤモヤは最初は小さなものだったが、結婚報道でいろんなファンの方の意見を見たことで「私はどうなんだろう?」「このモヤモヤは結婚が原因か?」「いや、それより前からあった気がする」と改めて考える機会が得られた。
そしてTCLを今月末で退会すると決めた途端、「頑張ってなかむらさんのファンだと思い込もうとしていた」事実に気付き、ファンになってから今日までを改めて振り返るとすべての流れに納得できてスッキリとした。
前述の通り「宇宙人のあいつ」を見に行くことはないだろう。7月には「ルードヴィヒ」のDVDが届く。これも今となっては私には必要ないものだ。ただ、配信では前半30分が見られていないので、1回見て可能であればだれかに譲りたいと考えている。
さんざん言いたい放題語ったが、好きな俳優さんであることに違いは無い。それに写真展の頃までは本当に心から楽しんで充実した推し活ができていたし、ファンになれて楽しかった。なかむらさんには感謝しかない。
これからは、何人かの結構好き~♡という俳優さんと同様に、「お茶の間」で楽しんでいこう(せせらぎの民、を名乗ることもなく)。またいつか誰かの「推し活」を本当に心から楽しめる日が来るまで、しばしのお暇を頂こうと思う。
P.S
慣れない「ですます調」でめちゃくちゃ疲れた~。途中、「私は一体何を書いてるんだろ?」って自分でも感じたけど、いつか読み返したときに「そうそう、そうだったわ!」って笑えるといいなと思う。
それにしても、最近はファンになってから熱が落ち着くまでの期間が短いなぁ。望海さんしかり(男役の望海さんが好きだからしょうがないけど)、間宮くんしかり、なかむらさんしかり……。でもその時々はきちんと楽しかったし、俳優さん’sに心から感謝してます。
そして、自分で自分を縛らずに好きになったら好き、熱が冷めたら冷めたでいいんじゃない?と最近は思うようになってきた。だからファン友は作らないし作れないけど。誰かに迷惑をかけているわけでもないし、これからも自由に楽しもうと思います。