2021年8月9日。待ちに待った日がやってまいりました!元宝塚歌劇団雪組の(この説明をつけるのも今回で最後かしら?)望海風斗さんの退団後初コンサート「SPERO」の配信日です。
家族と一緒に楽しみました!
構成や曲名に触れているので、この先鑑賞予定の方はご注意くださいませ。
SPEROのチケットは当日購入
配信が決定した瞬間に、待ってました!と観ることを決めたのですが、チケット自体はコンサート開始30分後まで販売されているとのことで、当日の昼くらいに買えばいっかと思っていました。
当日は仕事だったので朝から仕事をし、もう少し片づけちゃおうと思いつつも一応チケット販売ページをチェックしてみると、「直前は混み合う場合がございます」とのこと。仕事のキリも良かったので、先にチケットを購入することにしました。
販売はチケットぴあにて。5月のエリザベート25周年の公演と同じくGoToが適応されて、4,000円のチケットが3,200円に。そこに、ぴあへの手数料220円がプラスされて、合計3,440円でした。
いざ購入手続きをはじめてみると、以前坂本くんの舞台で利用したはずなのにIDもパスワードも思い出せない。「お忘れの方はこちら」から調べてもアカウントが見つけられなかったので、一旦退会したのかな?新たに会員登録をし直して、無事チケットの購入、発券を行いました。
昼頃から取り掛かっていたら、ちょっと焦ったかもしれない。何事も後回しにせず、ゆとりをもって行動しなきゃいけませんね。
望海風斗コンサート「SPERO」
写真は終了後の画面ですが、開始前にもこの美しい映像や注意事項などが流れていました。そして、開始4分前には望海さんのコメントがあるとのこと!おおっ。なんだかちょっとお得。
コメントは昨日の公演後に撮影されたのでしょうか?襟元が左に寄ってるな~、だれか直してっっ(笑)と思ったのですが、実際にコンサートを見て納得。それは後程。
望海さんのコメントを聞いた後は、舞台の映像が流れていよいよスタートです!
ちなみに今回も、PC画面をテレビで観るために例のアイツを使いました(笑)。PCとか接続とかよくわからない!苦手!っていう方や、できるだけお金をかけずにPC画面をテレビで観たい方に、ほんとおすすめです。
4つのサロンに分かれた構成
今回のステージは、4つのサロンで構成されていました。はじまりは「シネマなNOZOMI」、2つ目が「ジャズなNOZOMI」、3つ目が「ミュージカルなNOZOMI」、4つ目が「J-POPなNOZOMI」(プログラムを買っていないので聞き違いがあるかも。しかも表記は適当です汗)。
シネマなNOZOMI
シネマなNOZOMIはショートストーリー風になっていて、舞台で活躍する望海さんのとある1日……って感じかな?舞台上(の設定)では宝塚時代の歌を歌い、舞台を降りてからは映画音楽を。
男役の歌唱も、女性らしい歌声も両方が堪能できる素晴らしいサロンでした。歌によって歩き方が全く異なり、男役って本当に「肩で風を切って」歩くのねと妙に納得してしまった。ハットも粋にかぶってらして、とてもかっこよかったです。
ジャズなNOZOMI
ジャズなNOZOMIでは、ゴスペローズ(だったかな?村井成仁さん、山﨑感音さん、大月さゆさん、工藤彩さん)の皆さんとおしゃれでカッコイイ雰囲気でした。
低音が効いていて、力強い歌声が素敵でした。英語で歌っててスゴイー!と子どものような感想ですみません。でも、どれもかっこよかったです。
ミュージカルなNOZOMI
スペシャルゲストの、ラミンカリムルーさんのソロから贅沢にスタートした3つ目のサロン。ラミンさんの歌声に酔いしれました。生で……ではありませんでしたが、LIVEでまさしく今、この時のラミンさんの歌声が聞けて良かった。英語はさっぱりわからないのですが、感情が伝わってくる素晴らしい歌声でした。
望海さんとは、エリザベートの「闇が広がる」と、Chessの「Anthem」をデュエット。闇が広がるは大好きな歌で、ラミンさんのトート、望海さんのルドルフにロックオン。
アンセムは知らなかったのですが、調べてみるとラミンさんが出演されたチェスからの1曲だとか。このころにはお二人の歌に圧倒されて、ちょっと記憶がありません(でた!いつもの記憶喪失!)。左右の階段に2手に分かれて、階段の途中で歌ってたのは覚えてるのですが(笑)。相変わらずポンコツな記憶です。
そしてラミンさんとのデュエットという夢を叶えた望海さんが、大月さんと工藤さんと3人でドリームガールを歌うという。このときのお衣装が、あの「美背中」で話題沸騰中のピンクのキラキラお衣装です。パンチがあって、キュートで華やかでとても素敵なシーンでした。
そしてひそかに楽しみにしていた「星から降る金」。以前、たーたんさん(香寿たつきさん)が歌われているのを聞いたことがあり、初めて聞いた時から素敵な歌だなと思っていました。今回、スペシャルゲストをお迎えしてのバージョンなので、もしかしたらカットされるかもと思っていたんですが聞けて良かったです。この曲では、男性の歌詞は男役っぽく歌っていたのが印象的でした。
とにかく私にとってもファンの皆さんにとっても、多分望海さんにとっても(笑)スペシャルなサロンでした。
J-POPなNOZOMI
J-POPなNOZOMIでは、男性の歌から女性までバリエーション豊かな選曲でした。まさか、まちゃあき(堺正章さんです(笑))の歌まで登場するとは!!!でもねぇ~これがまた、良かったんっすよ。
個人的には、月光が一番印象に残っています。こんなことを言うと、ものすごく嫌がられそうですが、やっぱり望海さんには苦悩の表情で歌う歌が合っているのか……いや、なんでもありません。すみません。
男役の声から女性の澄んだ歌声まで
今回のステージは、男役を卒業されて(トートも男役だったので)はじめてのステージでした。インスタなどで、歌のレッスンをされていると伺っていたのでとても楽しみにしていました。インスタでは、喉の筋肉の模型を眺めてイメトレするのが楽しいというような発言もあり、はじめて「天海さんノート」の話を聞いた時と同じく軽く引きました。嘘です、そういうところも素敵だともいます。
望海さんの高音は、どこまでもスーッと伸びてゆきそうな澄んだ声で、聴いていてとても心地よかったです。曲によっては、目をつむって聞くと誰だかわからないくらい(笑)。それくらい歌によっては、男役 望海風斗感は一切感じませんでした。
一人で、いわゆる男役なパンチの効いた太い声から、女性の澄んだ高音まで出せるので、様々な曲が歌えるし、様々な表現ができるし素敵です!と、全くのド素人ながら思いましたし尊敬しました。
ドレスと見せかけて……
今回はお衣装も楽しみにしていました。と言っても、ゲネプロのニュースでお衣装のネタバレはしてしまっていましたが。それでも、ライブ配信でしっかりとお衣装も楽しめました。
どのお衣装も素敵でしたが、個人的にはシネマなNOZOMIで着ていたグリーンのお衣装が特に好き。フィンガーカールのヘアセットとも良くあっていて、途中でハットをかぶってもかっこよくて、男性っぽくも女性っぽくも見せられるお衣装でしたね。
今回、写真を見ただけだとワンピース(スカート)だと思っていたお衣装があったのですが、いずれもワイドパンツでスカートではありませんでした。後ろから見るとスカートなんですけどね。背中は見せても、足を見せるのはまだまだNGなのかしら?(誰もそんなこと言ってない)。
一見するとロングドレス風で、揺れる裾がうつくしく素敵でした。全般を通して、スタイル良かったよ~(号泣)
私も私も~!!!
コンサートの中で望海さんが、「映画が好きで良く見るけれど、どんなに良い作品だったと感動しても結末を覚えていないことが多い」とおっしゃっていたのですが、これ、めちゃくちゃ良く分かります。
実は私も結構あるあるで、映画に限らず舞台、ドラマまで(笑)。観劇後、「本当によかった!」ってパンフレットを抱きしめて浸るほど感激した作品でも、あとで振り返るとあれ?結末はどうなってたっけ?ってなる。でも、だからこそ、何度でも楽しめるというメリットもあり(多分違う)。
やっぱりファンへの気遣いがすごい
望海さんって、ご自身がファン時代を過ごした経験があるからか、ものすごくファンの方のことを思ってくださいますよね。最近小耳にはさんだ話で感動したのが、「(楽屋)入り、出が好きだった」というハナシ。
もし自分が入り出に並んでいて、生徒さんが卒業された後でこんな言葉を耳にしたら、ものすごくうれしいと思う。実際、ご本人公認のシステム(平常時の入り出など)でも、もしかしたら面倒だとか思ってるかも……って思うことありますよね。アーティストが握手会で不機嫌だったとか(笑)(どなたの握手会にも行ったことがないので、あくまでも聞いた話ですが)。
今回のライブでは序盤で、「カメラの位置が分かっておりません、どこ~?」と探しておられました。その理由が、配信を観ている人が「目が合わないな」って思わないようにですって。やだ、やさしい。
どれだけ人気が出ても、こんな風にファンを気遣える人になりたいです。(そもそも、ファンなんてどこにもいませんが、人を気遣える人になりたいという意味で受け取っていただければと。)
冒頭のコメントで襟元が乱れていた理由が判明
コンサートの終盤、アンコールでは望海さんをはじめとする出演者の皆さんがペンライトを片手に登場されます。望海さんも右手でペンライトを大きくふりふり。
すると、SPERO Tシャツの襟ぐりが左にずれる。勝手な想像ですが、冒頭のコメントは公演終了後に撮影したものではなかろうか?で、ペンライトフリフリして襟ぐりが左にずれた状態でのコメントとなったのかな?と思いました。謎が解けた!(違うかもだけど)
望海さんの出航コンサート楽しかったです
スペシャルダンサーの柳本雅寛さんのダンスや、G-Rocketsのお2人のパフォーマンス、ゴスペローズの4名の素晴らしいダンス&コーラスなど、本当に見ごたえのあるぜいたくなコンサートでした。
望海さん、ラミンさんの歌声に癒されて(?)、昨日はぐっすり眠れました!いやぁ、いつもは興奮して寝られなくなる系なのですけどね、やっぱり心地よい音楽や歌に副交感神経が優位になったのでしょうか?
そろそろ自分でも何を言っているのかわからなくなってきたので、今回の感想文(?)を終えようと思います。望海さんの舞台、次は東京は1月、梅田では来年2月に公演される「INTO THE WOODS」かしら?
そのころまでに、安心して観劇できる世界になっていますように。もしまだ無理なら……配信ありますように!!あぁ、たくさん歌を聴いたから、望海さんの芝居も恋しくなってきたわ♡
ここまで、超新米ファンである私の頓珍漢な感想にお付き合いいただきありがとうございました!そんなやさしいあなたに、たくさんの幸と、たくさんの望海さんの歌声が降り注ぎますように(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
そしてそして4つ目のサロン「J-POPなNOZOMI」を見ているとき、2019年に行われたONE MAN STANDING THE GREATEST SYMPHONYを思い出しちゃった。坂本くんの舞台も近い未来に見られますように………。
↓ 望海さんインタビューが掲載された日経WOMAN